・エンジニアのノマドってどうなの?
・ノマドで働くメリットって何があるの?
・ノマドとして働くために必要なスキルを知りたい!
最近では、在宅ワークなどで会社に出社しない働き方も増えていますが、旅をしながらでも働くことができる「ノマドワーカー」になりたいと考えているエンジニアの方もいると思います。
ノマドとは、英語で「遊牧民」という意味で、「ノマドワーカー」とは、オフィスに縛られない働き方をしている人のことを指します。
ネット環境さえあればカフェや公園などの好きな場所で働くことができるノマドワーカーですが、そのメリットや必要なスキルを把握している方は少ないのではないでしょうか。
今回の記事では、エンジニアがノマドとして働くメリットとデメリット、必要なスキルを解説するので、今後ノマドワーカーとして働きたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
エンジニアとしてノマドで働くメリット

自分の好きな時間で働くことができる
ノマドワーカーは、オフィスに縛られないため会社の出社時間などはありませんので、自分の好きな時間から仕事を始めて、好きな時間に終えることができます。
もちろん、クライアントの方の都合に合わせる必要がある場面も出てくると思いますが、会社員と比べてはるかに自由度が高いと言えるでしょう。
また、休みも基本的には自分の好きな時に作ることができるので、それも大きなメリットです。
ワークライフバランスが維持しやすい
先ほど述べたように、ノマドワーカーは自分の好きな時間で働くことができるので自分のライフスタイルを自由に選択することができます。
例えば、「今月はバリバリ仕事して、来月は1ヶ月丸々休む」みたいな生き方をすることも可能になります。
働く時間も休む時間も自分で選択できるノマドワーカーは、人生のライフワークバランスが取りやすいと言えるでしょう。
人間関係のストレスが減少する
ノマドワーカーは、特定の企業に属しているわけではないので、会社での人間関係に悩まされる機会が少なく、人間関係のストレスを感じにくいです。
基本的に1人で作業をする時間が多いので、人と関わることは余計にストレスに感じてしまう人にとっては、とても働きやすい働き方だと言えます。
ただし、ずっと1人で仕事をするというのは現実的に難しく、クライアントの方とコミュニケーションを取りながら仕事を行う必要がありますので、柔軟なコミュニケーション能力は身につけておいた方がスムーズに仕事を行うことができるでしょう。
収入増加が見込める
ノマドワーカーのエンジニアは、基本的に案件ごとで報酬が決まっている場合が多いので働けば働くほど収入増加を見込める可能性があがります。
会社員の場合だと、頑張ってもそれに見合った報酬を得るのは難しいのが現実です。
もちろん、個人差はありますがノマドワーカーとして働くことができるのはある程度の実力が見込まれている場合がほとんどなので、大きな収入がほしい方は積極的に案件を取りに行くことをおすすめします。
エンジニアとしてノマドで働くデメリット

セキュリティ面の対策が難しい
カフェや公園などで働くことができるのは魅力的ですが、公共の場で働く以上、セキュリティ面の対策が必須になってきます。
公共の場で働くと、PCの画面を誰かに見られたり、クライアントの大事な書類やデータの入ったUSBを忘れてしまって紛失したりする危険性があります。
そのため、より強い管理意識が必要になってきます。
また、フリーWi-Fiを使用すると、外部に情報が漏洩するリスクもあります。PCがウィルスに感染する恐れもあるので、必ずセキュリティソフトをインストールするようにしましょう。
一定の自己管理能力が必要
会社員の場合だと、働く時間が決まっており、自分の仕事のマネジメントをしてくれる上司もいるので、そこまで自己管理能力がなくても仕事を行うことができます。
しかし、ノマドワーカーには仕事も休みも自分で決めるし、マネジメントをしてくれる上司もいないので、自己管理能力がないと仕事に支障が出てしまう可能性があります。
自己管理がうまくいかずに、案件を抱えすぎたりモチベーションが下がってそこからうまく抜け出せずに仕事ができなくなってしまうなどの状態になった人も一定数いるのも事実です。
自由に仕事ができるということは、その分自分で自分を律する必要があるということを忘れないようにしましょう。
働く環境を整えるコストが高い
ノマドワーカーはどこでも働くことができるのが大きなメリットですが、カフェなどの場所代は自分で負担しなければならず、出費も増えるということを覚えておきましょう。
また、場所によってはWi-Fi環境が整っていないところもあるので、そのような場所でも仕事ができるようにポケットWi-Fiを準備しておく必要もあります。
会社員だったら、これらは全て会社が用意してくれるので費用は一切かかりませんが、ノマドワーカーは個人で働く分自分で必要経費を支払う必要がありますので、把握しておきましょう。
最初の頃は安定した収入を確保しにくい
ノマドワーカーを始めたばかりの頃は、なかなか仕事が取れなかったり、取れたとしても継続して仕事を依頼されたりすることが少なかったりするので、安定した収入を確保しにくい可能性があります。
そのため、ノマドワーカーを始める前から、実績を作っておいたり、人脈を作っておいたりして仕事を安定して依頼してもらえるような状況を作っておくのがおすすめです。
エンジニアとしてノマドで働くため必要なスキルや資格

エンジニアとしての知識
エンジニアとして、ノマドで働くには、プログラミング言語やフレームワークを熟知することが必要です。
主要な言語(Python、Java、JavaScriptなど)や関連するフレームワークの理解やコードの設計、テスト、デバッグ、バージョン管理などのソフトウェア開発のスキルが重要になります。
また、モート環境ではセキュリティのリスクが増える可能性があるので、データの保護やセキュリティ対策を理解し、リモートワークにおいてもセキュリティに配慮した行動ができると安心してノマドワーカーとして働くことができます。
自己管理能力
ノマドワーカーは、自分のスケジュールを設定できるので自己管理が不可欠です。
効率的な時間管理が重要であり、仕事とプライベートのバランスを取るために自分で計画を立てる必要があります。
依頼された仕事には必ず納期があるので、与えられたタスクを優先順位付けして実行していかなければなりません。
締め切りを守るためにも、自己管理が欠かせないと言えるでしょう。
主体的に作業ができる実績
ノマドワーカーには、依頼された仕事を最後までやり遂げられる力が必要になってきます。
その中で、タスクの工数の見積もりを正確に伝えたり、問題やトラブルが発生したら迅速に報連相したりする必要があるので、自らクライアントと積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
他人と柔軟に会話できるコミュニケーション能力
ノマドワーカーとはいえ、1人で仕事をすることはなくクライアントなどとコミュニケーションをとりながら仕事をする必要がありますので、一定のコミュニケーション能力が必要になってくるでしょう。
問題が発生した時に迅速に報告したり、不明点があったら¥1人で悩まずに相談したりと状況に合わせて柔軟にコミュニケーションを取っていきましょう。
エンジニアとしてノマドで働くための仕事の取り方

エンジニアとしてノマドで働くための仕事の取り方にはいくつかのアプローチがありますので、ノマドワーカーとして仕事を見つけるための方法を紹介します。
・リモートジョブ探し
多くの企業がリモートで採用していますのでオンラインの求人サイトやクラウドソーシングなどを活用して、リモートポジションの求人を探してみましょう。
リモートワークに対応している企業に応募することで、ノマドワーカーとしての仕事を見つけるチャンスが広がります。
・フリーランスとして活動
フリーランスのエンジニアとして自分のスキルをマーケットに出すことで、自分のペースで仕事を受注することができます。
フリーランスプラットフォームやウェブサイト上でクライアントを見つけ、プロジェクトを受注してリモートで仕事を進めることができます。
・コミュニティを活用する
エンジニアとしてノマドで働くためには、コミュニティやネットワーキングを活用することが重要です。
LinkedInなどのプロフェッショナルネットワーキングサイトやエンジニア向けのイベントに参加し、他のノマドワーカーやリモート対応の企業とつながることで仕事の機会を見つけることができます。
・ポートフォリオの作成
エンジニアとしての実績を示すポートフォリオを作成することで、自分のスキルや経験をアピールすることができ、案件獲得に繋げることができます。
GitHubなどのプロジェクト管理サイトに自分のコードを公開し、プロジェクトの成果物やコードの品質を見せることが大切になってきます。
・自己ブランディングを行う
自分自身をブランド化し、オンラインでの存在感を高めることも重要です。
自分の専門知識ややっていることをブログやSNSで発信し、自己PRを行うことで、求人やプロジェクトのオファーを増やすことができます。
ノマドワーカーとして働くには、自己管理能力を備え、柔軟なコミュニケーションスキルを持ちながら、積極的に機会を追求する姿勢が重要です。
上記の方法を組み合わせて、自分に合ったノマドワーカーのライフスタイルを築いていきましょう。
ノマドに向いている人

ノマドに向いている人の一般的な特徴をいくつか挙げてますので参考にしてください。
・柔軟性と適応力がある人
ノマドは頻繁な移動や異なる文化や環境に適応する必要があるので、柔軟性があり、変化に対応する能力がある人が向いています。
・自己管理ができる人
ノマドは一般的に自分自身のスケジュールを立て、仕事や旅行を調整する必要がありますので、自己管理が得意な人が望まれます。
・独立心がある人
ノマドとして働いていると、自分自身で問題を解決する必要がありますので、独立心があって自分の意思で行動できる人が適しています。
・一定のエンジニアやリモートワークのスキルを持っている人
ノマドは、インターネットを利用してリモートワークを行いますので、リモートワークに適したスキルを持っていることが重要です。
また、自ら案件を取る必要があるので、エンジニアとしての実力をクライアントから認められる必要があります。
・創造性がある人
ノマドのライフスタイルは多様で、常に新しい方法で仕事と生活を統合する必要があるので、創造的で柔軟な発想が重要です。
まとめ
いかがでしょうか?
エンジニアがノマドとして働くには、メリットとデメリットがあるので、それぞれを考慮した上で自分に合っているかどうかを見極めましょう。
もしノマドを目指す場合は、まずはエンジニアとしての実績を積み上げてから、少しずつノマドとして働くのがおすすめです。
今回紹介した仕事の取り方もぜひ参考にしてください。